
キャリアの方は、公式のオンラインショップを利用すれば事務手数料が不要で通常のショップよりお得に購入できます。
ZenFone Max Plusは、ハイエンドスマホでありながら価格設定が抑えられているモデルです。
しかし、「ハイエンド」と謳われているだけのことはあり、まさに最先端ともいえる高い機能が備わっています。
この記事ではZenFone Max Plusについてレビューし、その特徴などをくわしくご紹介していきます。
トップ画像引用元:楽天モバイル
1 ZenFone Max Plusのレビュー
画像引用元:ASUS
今回レビューするASUSのZenFone Max Plusは、5.7インチというサイズの大画面、デュアルカメラの搭載といった仕様から、「ハイエンドスマホ」とも呼ばれています。
「ハイエンドモデル(ハイエンドスマホ)」とは、同一カテゴリに属するさまざまな製品のうち、最も機能・性能などに優れているモデルのことです。
1-1 ZenFone Max Plusのスペックと機能
画像引用元:楽天モバイル
ASUSは、2018年2月にZenFone Max Plusをリリースするよりも前、2017年12月にZenFone4 Maxを発売しました。
どちらも大容量バッテリーを搭載している点が大きな特徴です。
ZenFone Max PlusとZenFone4 Maxの仕様を比較してみましょう。
ZenFone Max Plus | 【比較】ZenFone 4 Max | |
---|---|---|
本体カラー | サンライトゴールド/アズールシルバー/ディープシーブラック | ネイビーブラック/サンライトゴールド/ローズピンク |
記憶装置 | 内蔵ストレージ32GB | 内蔵ストレージ32GB |
サイズ | 高さ約152.6mm×幅約73mm×奥行き約8.8mm | 高さ約150.5mm×幅約73.3mm×奥行き約8.7mm |
質量 | 約160g | 約156g |
ディスプレイ | 5.7型ワイドTFTカラータッチスクリーンIPS液晶(LEDバックライト) | 5.2型ワイドTFTカラータッチスクリーンIPS液晶(LEDバックライト) |
画面解像度 | 2,160×1,080ドット(フルHD+) | 1,280×720ドット(HD) |
プロセッサー | MediaTek MT6750T(オクタコアCPU) | Qualcomm Snapdragon430(オクタコアCPU) |
メインメモリ | 4GB | 3GB |
アウトカメラ | メインカメラ-1,600万画素カメラ/2ndカメラ-800万画素広角カメラ | メインカメラ-1,300万画素カメラ/2ndカメラ-500万画素広角カメラ |
インカメラ | 800万画素カメラ | 800万画素カメラ |
通信機能 | 無線LAN-IEEE802.11b/g/n/Bluetooth機能-Bluetooth4.0 | 無線LAN-IEEE802.11b/g/n/Bluetooth機能-Bluetooth4.2 |
SIMカードスロット | nanoSIMスロット×2 | nanoSIMスロット×2 |
バッテリー | 4,130mAh | 4,100mAh |
プラットフォーム | Android7.0 | Android7.1.1 |
機能面が充実している分だけZenFone Max Plusの方がより高額にはなっていますが、どちらのスマホも買いやすい価格帯であることに違いはありません。
近年はスマホの機能がより充実してきていますから、流れとしてはさらなる機能の向上というよりは、相応に手を出しやすい価格設定となっているモデルが好まれる傾向にあります。
ZenFone Max Plusは値段を抑えつつも完成度は高く、最先端の機能も持つハイエンドスマホであると言うことができるでしょう。
次の章では、ZenFone Max Plusの機能をより詳しく解説します。
1-2 ZenFone Max Plusは充電を気にしなくて良い
ZenFone Maxシリーズに共通している特徴は、大容量バッテリーを搭載していることです。
充電の残りがあとどれだけかと心配する必要がありません。
ZenFone Max Plusは、連続通話時間が最大で45時間、Wi-Fi接続は最大20時間という仕様です。
バッテリーの容量が大きければ、当然ながらバッテリー自体も大きなものになると考えられます。
その影響によって本体重量が重くなるとも懸念されるところですが、ZenFone Max Plusの本体は160g程度なので、重さが気になることもないでしょう。
なお、ZenFone Max Plusの充電用端子はmicroUSBですが、USB Type-Cであれば、よりハイエンドスマホらしいと言うことができたかもしれません。
1-3 ZenFone Max Plusはトリプルスロット搭載
画像引用元:楽天モバイル
ZenFone Max Plusには、4GB対応のSIMスロット2つと、microSDカードスロット1つが用意されています。
つまり、トリプルスロットが搭載されているということです。
ZenFone Max Plusが持つ2つのSIMスロット
画像引用元: ZenFone Max Plus (M1) | スマートフォン | ASUS 日本
ZenFone Max PlusはDSDS(デュアルSIMデュアルstandby)に対応しています。
「デュアルSIM」とは、「2つのSIMに対応している」ということです。
そして、「DSDS(デュアルSIMデュアルstandby)」とは、「同時に2つのSIMで2つの回線を利用することができる」ということを意味します。
つまり、2台の電話を持っているに等しい状態ということです。
ZenFone Max Plusは、このDSDS機能を搭載しています。
ZenFone Max Plusの便利な活用術
画像引用元:楽天モバイル
たとえば1つのSIMを通話用に、もう1つのSIMをデータ通信用に利用するといった使い方が可能です。そうすることによって、スマホの利用料金を抑えることができます。
あるいは、仕事用とプライベート用とでSIMカードを使い分けるといった活用法もアリでしょう。
トリプルスロットをフル活用!
加えて、microSDカードを使えるという点も、ZenFone Max Plusの良いところです。最大で256GBまでのmicroSDカードに対応しているので、大容量のデータを保存することができます。
ZenFone Max Plus本体のストレージ容量は32GBです。
これだけでも十分な容量ではあるのですが、たくさんの写真や動画を撮影したいとなると、少し不安があるかもしれません。
しかし、そのような場合でも、大容量のSDカードへデータをストックしておくことができるわけです。
1-4 ZenFone Max Plusは画面が見やすい
画像引用元:ASUS
ZenFone Max Plusは昨今の標準的なスマホと比較して、ディスプレイのサイズが大きくなっています。
もちろん文字も大きく表示されますから、作業がしやすくなりますし、目の疲れも従来の機種よりかは軽減されることでしょう。
画面表示自体も美麗で、小さな文字であってもナチュラルに表示され、輪郭が気になるようなこともありません。
このあたりは同シリーズのZenFone 4 Pro ZS551KL、ZenFone 4 ZE554Kといったモデルにも共通しています。
さらに、ZenFone Max Plusが大画面であることによるメリットとしては、キーボードを用いる際に十分な作業スペースを確保できる点も挙げられるでしょう。
一般的に、スマホの画面上でキーボードを使う際は、そのキーボード自体が画面を隠して邪魔になってしまい、使いにくいといった面があります。
しかし、ZenFone Max Plusなら前後の文章までしっかりと表示されますから、ビジネス文書もストレスなく編集することが可能です。
次の章では、ZenFone Max Plusの使い心地について解説します。
IIJmio(みおふぉん)おすすめ最新スマホランキング【2018夏モデル】
2 ZenFone Max Plusの使い心地は?
ZenFone Max Plusには、高コスパがウリということもあり、購入しやすい価格で入手できるという利点があります。
ただし、それがどのようなユーザーにとってもベストなものであるとは限りません。
すばらしい機能を備えてはいても、それを使いこなすことができなければ、「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
ここからは、ZenFone Max Plusの使い心地についてレビューしていくので、自分に合っているかどうか検討してみてくださいね。
2-1 ZenFone Max Plusのディスプレイは狭額縁?
画像引用元:楽天モバイル
近年、スマホのディスプレイは、サイズが大きくなっていく傾向にあります。
それに加え、少しずつ縦に細長くなってきている状況です。
ZenFone Max Plusは縦長いスマホ
画像引用元:ASUS
ZenFone Max Plusは縦長のスマホであり、本体がスリムで持ちやすく、画面は広く使うことが可能です。
ただ、画面が縦長になっているスマホは、まだそこまで一般的ではありません。
縦長の画面に対応するアプリはまだ種類が多くありませんから、実際の使い勝手が良くなるかどうかについては、今後の動向次第というところでしょう。
ZenFone Max Plusはウルトラスリムベゼル
画像引用元:楽天モバイル
縁が狭い「狭額縁」スマホの時代へ
最近は、「狭額縁」という単語がキーワードになってきています。
スマホの画面をただ広げていくだけでは、スマホ本体の横幅も大きくなっていき、かさばって扱いにくくなりかねません。
そのため、縁の部分を狭く「狭額縁」にすることで、本体自体のサイズをあまり変えることなく、大画面を実現しているのです。
ZenFone Max Plusは「ウルトラスリムベゼル」
ZenFone Max Plusについても、画面の縁が狭いことは謳われているのですが、表現としては「ウルトラスリムベゼル」というフレーズが用いられています。
この「ベゼル」が「額縁」や「縁」を意味しているのですが、確かにZenFone Max Plusは上下の縁が狭いです。
ただ、左右に関してはいくらかの幅があります。そのため、スマホの形状にこだわりがある方にとっては、このあたりが少し気にかかるかもしれません。
もちろん、そこまで突出したこだわりがなければ、ZenFone Max Plusは十分にスタイリッシュなデザインですから、美しいフォルムを備えたスマホであると言えるでしょう。
2-2 ZenFone Max Plusの充実したカメラ機能
画像引用元:楽天モバイル
近年のスマホカメラの飛躍的な進歩には、目を見張るものがあります。
こと最近はデュアルカメラ、つまり2つのカメラレンズを搭載しているスマホも少なくありません。
デュアルカメラをうまく使って撮影した写真は、フォーカスしたい対象物だけにピントが合った写りとなり、周囲はぼやけているといった仕上がりになります。
これは、一眼レフのカメラで撮影した写真と比較しても遜色ありません。
ZenFone Max Plusには、背面に2つのレンズが配置されています。一方は1,600万画素、もう一方は800万画素です。
また、画角は120度で、広角でもあります。
スマホカメラとして用いる分には、かなり充実した性能です。
撮影した写真は、同じ価格帯のスマホカメラで撮影したものと比較しても、間違いなくハイクオリティな仕上がりになることでしょう。
最新スマホが採用するデュアルカメラ・トリプルカメラのメリット
2-3 ZenFone Max Plusは持ち歩きやすいスマホ
今や、スマホはどこへ出かけるのにも必携のアイテムとなっています。
ただ、その持ち歩き方についてはポケットへ入れる、バッグの中へ入れるなど、人によってさまざまでしょう。
ですから、手にしたときの持ちやすさに加え、持ち運びやすさといったことも無視することはできません。
ZenFone Max Plusはそのあたりのことも配慮されており、高さがおよそ152.6mm、幅がおよそ73mmで奥行きはおよそ8.8mmです。
ちょうどポケットに入れやすく、取り出しやすいサイズとなっています。
小さめのバッグに入れたとしても、邪魔にはなりません。
次の章では、ZenFone Max Plusユーザーの声をご紹介します。
楽天モバイルおすすめ最新スマホランキング【2018春夏モデル】
3 ZenFone Max Plusユーザーの声
いち早くZenFone Max Plusを使っているユーザーからは、実際の使用感に関する声があがっています。
指紋認証が遅い
ZenFone Max Plusはハイエンドスマホとして注目されていますが、指紋認証に関しては反応が遅く、ストレスを感じているユーザーが少なくないようです。
大容量バッテリーのメリットは、普段使いではあまり実感できない
バッテリー持ちの良さに関しては、普段使いの範囲では、他の機種との違いをあまり実感できないようです。
しかし、他機種との比較実験結果を見る限り、ZenFone Max Plusのバッテリーが他のものよりも長持ちすることは間違いありません。
価格と性能のバランスが優秀でコスパが良い
ZenFone Max Plusは、その美しいフォルムにも定評があります。
また、入手しやすい価格帯ながら、4GBというメモリを搭載しており、アプリの動作性も快適ということで、そのコストパフォーマンスの良さが評価されています。
DSDSが便利
ZenFone Max Plusのトリプルスロットを活用し、DSDSでシチュエーションに応じて2つのSIMを使い分けているユーザーも多いようです。
4 ハイエンドでお手頃価格のZenFone Max Plus
画像引用元: ZenFone Max Plus (M1) | スマートフォン | ASUS 日本
スマホの高性能化が進んでいる昨今においては、メーカー間での違いが少なくなってきています。
そのため、基本性能で個性を出すことが難しくなってきており、各メーカーは価格を引き下げることに目を向け始めています。
ZenFone Max Plusの先代モデルであるZenFone Maxは、「機能を控え目にしつつ、価格も手頃に抑えたモデル」でした。
一方、ZenFone Max Plusは、「価格を抑えながらも、より高い完成度を目指したモデル」です。
- 充電を気にしなくて良い
- トリプルスロット搭載
- 画面が大きくて見やすい
- ウルトラスリムベゼル
- デュアルカメラ搭載
- ポケットに入れて取り出しやすいサイズ感
ZenFone Maxシリーズに共通して見られるバッテリー持ちの良さは、もちろん踏襲されています。
それに加えて、5.7インチの大画面、デュアルカメラといった特徴をプラスしたことで、これまでにない高いコスパのスマホが誕生しました!
ZenFone Max Plusに興味がある方は、今回の記事を参考に、ぜひ購入を検討してみてくださいね。